| 5月2日夜から3日にかけてミャンマーを襲った大型サイクロンによる被害について、同国の最大都市ヤンゴンに駐在する米国のビラローサ臨時代理大使は7日、死者数が10万人を超える恐れがある、との見方を示した。ワシントンの記者団との電話会見に応じ明らかにした。
電話会見でビラローサ大使は「死者数は公式に確認されたものではない」としながらも「(ミャンマー南部の)デルタ地帯では、95%の建物が崩壊し、推定で10万人をはるかに超える死者が出ている恐れがある」と指摘。数字の根拠については救援活動を行っている「非政府組織(NGO)からの情報」と述べた。米国務省内では、行方不明者も10万人を超える、との見方が出ている。
ミャンマーの地元メディアはこれまで「死者数は2万2000人以上、行方不明者は約4万1000人に上る」と報道。死者数が10万人を超えれば、サイクロンによる被災としては、1991年に約14万人が死亡したバングラデシュでの被災に匹敵する大規模災害となる。
一方、ライス米国務長官は同日、ミャンマー軍事政権が国外からの支援活動をきっかけに、同国内で民主化圧力が高まることを警戒、国際的な支援に難色を示していることに関し「これは政治ではなく人道危機の問題。国際社会からの人道支援がなければ状況は悪くなる一方だ」と指摘、軍政側に対応を促した。
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